呼ばれて行く国 インド

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で、今日は「呼ばれて行く国 インド」を観た。冒頭からぶん殴られる。

 

黒い死体がぷかぷか浮かぶガンジス川、それをオールでつっつく人。すぐ側で祈る人、川に飛び込む人もいる。

 

やっぱりわたしの想像なんかに収まらない国。

 

カオス。THE 混沌。

 

神様とお祈りと死、すぐそこでごちゃ混ぜなのです。

 

インド出身の友だちは言う。「俺はインド人が大嫌いだ。他のインド人と一緒にするな。」

 

わたしも、インドのあのエネルギーの中では生きられない。

 

毎秒クラクションが鳴り響いていて、わたしにとってのうるさ過ぎるカントリーナンバーワン。汚いカントリーとしても未だナンバーワン。温室育ちには無理。

 

それでも相変わらずインドに惹かれる。わーわー駆けてくる子ども、ハローハロー言ってくるおじさん、久しぶりに映像の中で見て、あの空気感が恋しくなった。インドでは詐欺師に気をつけろと言われるが、わたしの場合は、インドで出会った人たちの目の綺麗さに驚いて帰国した。あとあのどこでも生き抜いていく感。

 

わたしの友だちは日本の秩序に魅了され、わたしはインドのカオスに心を掴まれる。高校生のときからずっとそう。

 

久しぶりに新しい土地で新しいものに触れる感覚を思い出した。まだ見たことのない世界にいってぶん殴られる経験がやっぱりわたしの人生には必要。今のわたしもそういうものの積み重ねでできている。こういう経験がなかったら新卒でJTBとか目指してたと思うし、引きこもりにもなってない。

 

途中に出てきた冒険家が、一人だったら自分の感性しか分からない。でもこうやってみんなでボートで旅すると、自分以外の感性にも触れられるからいいよね。みたいなことを話していた。なんて心に余裕のある人なんだと、印象に残りました。