家計を心配する子
小学生の時から家計を心配する子どもだった。
自分の欲しいものを素直に「欲しい」と言えたのは、一体何歳までの話だったんでしょうか。母と一緒にショッピングモールに出掛けると、自分の欲しいものが分からなくなる。だから決められない。そして「べつに欲しくないなら今日は無理に買わんでいいやん」と言われるが、それはそれで単に親の時間を奪っているようで辛かった。
妹は「あれが欲しいこれが欲しい」と言える人。わたしとはこの辺が全然違う。
この気質はずっと持ち続けているので、今の会社に内定を貰ってから入社日を迎えるまでも、毎日あれこれ心配していた。
コロナで大変な状況だろうに… 本当にこのタイミングでわたしを採用してええんか?売上はどのくらい落ちているんだろう… そもそもわたしを採るためにいくらいる?エージェントに〇円、給与、研修代、社会保険、新しいパソコンも買うんだろうし…… といろいろ勝手に計算して「やっぱりわたしは負債なんだ」となる。
最近の若者(や新社会人)は、当事者意識がない。という言葉をどこかで聞くと、ついむっとしてしまう。
わたしは昔から地球の平和を背負うほどに、自分でなんとかしなければと考えて生きてきたんです。と思ってしまうんですよね。