独特の香り
今日バックパックを開けたのですが(今や私のバックパックはただの収納袋で、中には色んなものが入っています。)すごい香り。
上手く説明できないけれど、思わずニヤケちゃうような気持ちが込み上げて来ました。
一人で嬉しくなっています。
香りがこれまた独特で。
異国の空港に到着後、初めて外に出てムワッとした空気を浴びる夏のような…
適当にゲストハウスを予約したら、思っていた以上に小汚いドミトリーに着いてしまった夜のような…
バックパックを背負いながら、半袖短パンでわっせわっせと歩いた昼間のような…
一体どこで、いつ染みついた香りか分かりませんが、とにかくどこか懐かしい香り。
私は、もう日本を出るどころか、この家からも出れないんじゃないか。と思った日もありました。(大げさだけれど、本当にそんな日もあったのです。)
でも今日は、
「どこ行くの?」
「ちょっとそこまで。」
なんて母に答えつつ、関空に向かう自分が見えたような気がしました。