演奏会の感想
先日、高校生の定演をたまたま見れた日の感想を、ここに書いておこうと思います。(吹奏楽部の定期演奏会の話です。)
本当は図書館に行って速攻帰宅するつもりだったけれど、隣接のホールで演奏会が行われることを、たまたま知りました。
やるべきことが溜まっていたので迷いましたが、せっかくだから途中まで参加することに。
そうしたら感動することばかりで、本当に行ってよかったなと思っています。
「開演5分前になりました。ロビーにおいでのお客様は・・・」のアナウンスから、もう懐かしい。
開演直前に鳴り響くブザー音も。
ステージライトでふわっと明るくなる舞台も。
ホールに響き渡る拍手の音も。
暗転中の客席のざわざわ感も。
それから野球部のみんなの盛り上げも。笑
とにかく見るもの、聴こえるもの、全てがノスタルジックでした。
それから、高校生の演奏はやっぱりいい。
プロにはプロの素晴らしさがあるのだけれど、学生には学生にしか作れない音楽があります。
なにより、私自身が楽しく演奏を聴けたことが1番よかった。
一昔前は、
あ。音を外したな。とか、ハーモニー悪すぎ。とか、もっと歯切れよく吹かないと。とか。
どうしても音楽の粗探しをしてしまって、心の底から生演奏を楽しめない時期がありました。
でも今回は、本当に楽しかった。
今は、完璧さを追い求める気質が、いい感じに抜けているのかもしれません。
それから、ステージで演奏する高校生を見ていると、昔の自分を見ているようで仕方がなかったです。
漫画やドラマの回想シーンでありそうですが、過去の自分がステージに座っている姿が本当にありありと浮かんできました。
今までそのような経験はなかったので、とても不思議な気持ちで、全然泣けるような曲ではないのに、もう涙が込み上げてしまって。
涙が溢れないように堪えていたら、今度は視界がぼやけて仕方なかったです。笑
私自身が演奏者側だったとき、帰り際のお客さまから「ありがとう。ありがとう。」と、何度も声を掛けてもらったものです。
時には「あなたたちに元気をもらったよ。」と涙ながらに伝えてくれる方もいて、返って私の方が元気をもらっていたのですが、今回は私から高校生に「ありがとう。」と伝えたい気持ちでいっぱいです。
ポジティブでハッピーな雰囲気が巡り廻る空間に滞在できて、幸せでした。
このブログの1番の読者は私自身で、過去の記事もよく読み返します。
だから素敵な思い出も、たまには残しておこうと思います。
そうすれば、いつかの私の支えになるかもしれません。