トゥクトゥクのおっちゃんと金額交渉
いわゆる途上国を旅すると、金額交渉する機会が多い。
バイクやトライシクルに乗るときも、市場でお土産を買うときも。決まった価格や値札がなかったりするのです。
これいくら?
もうちょっと安くならない?
って現地の人と交渉します。
で、初めてそういう経験をしたときは、値切ってもらうことを楽しんでいたし、結構頑張っていたと思う。
まあ、日本人向けの金額はかなり高くなってることもあるし、ある程度は値切ってもらう方がいいんだろうな。
あと金額交渉って盛り上がることもあるし(人によるけど)、自己満だけど旅してるぜ感を簡単に味わえるっていうのもあると思う。
「ぼったくられない=旅人ランクが高い」みたいな風潮もある気がする。
「私は○○ドルでバイクタクシーに乗せてもらったよ(どや)」みたいな。笑
私もそんな人の一部だったと思う。
でもカンボジアに行ってから、自分が納得できる値段なら別に値切らなくてもいいかも。と思うようになった。
どんなに現地の人の値段より吊り上げられていても、自分が納得できるなら、それはぼったくりじゃないのだ。
アンコールワット遺跡群を周るとき、たまたま出会ったおっちゃんのトゥクトゥクを2日間チャーターさせてもらった。
最初に提示された金額からは、かなり値下げしてもらったんだけど、それでも大分高かったらしい。笑
ゲストハウスのお兄さんに、トゥクトゥクを○○ドルでチャーターしたよ。と事後報告したら「高すぎるよ。僕に相談してくれたらもっと安くチャーターできたのに!」って驚かれた。
「ええ~!そうだったの~!(ショック)」って思ったけど、おっちゃんにあの金額を支払ったことは、全く後悔しなかった。むしろ、おっちゃんの生活費の足しになるなら、それでいいかも~。と思えた。
海外で気持ち良くお金を渡せたのって、あれが初めてかもしれない。
そのくらいおっちゃんのサービスは素晴らしかったのです。
発展途上国と呼ばれる国に比べると、まだまだ日本の物価は高い。私たちが1日で稼げる金額が、彼らにとっては1か月分のお給料だったりする。
値切るのって楽しいんだけどさ。たまに値切ることにヤケになっちゃうんだけどさ。一般的な金額より高かったとしても、自分の納得できる金額なら素直に出してもいいよね。
法外な請求をされないように相場を知っておくことは大事なんだけど、その金額が高いか安いかは自分の心で決めるべきかも~。
こんなことを書きつつ、また旅に出るなら金額交渉はするんですけどね。
でも、値段を下げれるところまで下げるっていうよりは、自分の納得できる金額はいくらなのか?って考えていきたいな~。っていう独り言でした。
誰かのツイートを見て、こんなことを思い出した夜。
おやすみなさい!
あと、カンボジアのシャワーの鉄臭さは忘れられない。笑
ちゃんちゃん